女性のセカンドライフを考える

女性のセカンドライフを考える
「住み慣れた東京を離れるにあたっての一番の不安は、食品や日用品などの買い物に不便はないか、という点でした」と話すのは、東京都八王子市から、大分県杵築市にある「ロイヤルシティ別府湾杵築リゾート」に移住をされた、石川さん。

石川さんの自宅から日用品などが揃う市街地までは車で10分ほどかかるのだが、車の免許を持っていなかったのだ。「でも、無いなら無いなりにいろいろと工夫するんですよね。いままで欲しいと思ったらすぐに手に入る環境で甘えすぎだったのかも。近所の方や地元の方と物々交換することも多くて、食費などは東京時代の3分の1になりました」。

近所の方からいただく食材、ご主人が海へ行って釣ってくる魚などのほかに、毎週生協から必要なものが宅配で届くから不自由はないという。それでも足りない分は、定期的にご主人が車を出してお買い物に付き合ってくださるのだそう。

「地元の方たちとの会話にも、あっけないほどすんなりとけ込むことができました。いまでは、旬の食材を使ったレシピを交換したり、一緒に習いごとをしたりと、とても楽しくお付き合いさせてもらってます」と話す石川さんの頬は、少女のようにほんのり赤く染まり、とても若々しく見えた。

愛知県豊橋市から、北海道茅部郡鹿部町の「ロイヤルシティ鹿部リゾート」に移住された星川さんの不安は、「アウトドアな趣味もない自分が、森林住宅地での暮らしを愉しめるのだろうか…」ということだった。

もともとスローな暮らしを始めよう、という方には、農作業をしたい、ガーデニングを愉しみたい、山歩きをしたい、といったアウトドア志向の方が多いのは事実。でも定年まで看護師という忙しい仕事を続け、子育てと仕事に夢中だった星川さんには、そういった趣味を持つ暇はなかった。また、近所の方との交流をまめに持つ方ではなかったという星川さんにとって、“田舎暮らし”ということばからイメージされる濃厚な近所付き合いが続けられるのかどうかも、不安のひとつだったようだ。



ところが移住後は、「心配することはなかったですね。四季の移り変わりが肌で感じられる環境で、目にするものがなんでも新鮮。散歩するだけでも愉しめますし、新しいことを始めるのにもサークル活動が盛んなので、気軽に始められるんです。わたしもクリスタルアートを始めました」とすっかり暮らしを愉しんでいる様子。いまでは「鹿部で過ごす、春夏秋冬…、すべての季節が大好きです」と話すほどの鹿部ファンに。

「心配していた近所付き合いも、リゾート地では都会から移住してきている方が多いせいか、人と人との近すぎず、遠いわけでもない適度な距離感と、散歩途中で出会っておしゃべりが始まるなどの気さくさが、いいバランスで存在していて心地いい環境です」と話す星川さん。サークルで作られたというクリスタルアートの花が、木漏れ日を受けてキラキラと光っていた。

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